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ポインセチア

 

 

 

 

 

 

-ポインセチア-
 ( 方言名:ジョーカイコー(上聞紅)(首里)、モミジ(大宜味) )

【科名】トウダイグサ科
【学名】Euphorbia pulCherrima Willd.
【分布】熱帯、亜熱帯各地で栽培 原産地=メキシコ
【形態】 低木  常緑広葉樹
      高さ1.5-5mとなり、樹液は乳質。葉は互生、卵状楕円形一皮針形、長さ10~20cm、幅2.5-1cm、先端は、 とがるかまたはつぶれ、両面または下面に微毛があり、大きい葉では菓縁に波形または鋸歯状の浅い裂け目が 2-3個あり、最上部の茎葉は少なくとも基部は赤色をしている。集散花序は3個で0-3回分岐し、節間ははじめ短いが、後には伸長する。各節は基部から上方まで屯を有し、その反対側に1個の杯状花序を有する。竃は大きく、長楕円状皮針形で柄があり、色は赤色、鋸歯はない。
【用途】庭園樹、公園樹、道路緑化樹(路・園)、鉢物用樹
【挿し木時期】4-7月 幹のずい心部が空洞のため根腐することが多いので水はけのよい砂床を使用する。
【取木時期】4-7月。
【発芽率】90%
【得苗率】95%
【特記事項】・冬場の花の少ない時期に咲く花(実際は赤色の竜と基部の赤い葉)として貴重な樹種であり、本土では鉢植しか見られないものが、沖縄では地植でしかも大株に育っており、観光客の目を楽しませる、うってつけの木である。
 ・花(萄菓)にも赤、黄白色、ピンクなどの色があり、さらに一重から八重まで、かなり変 化に富んだ品種がある。
【学名の解説】Euphorbia:トウダイグサ属。ローマ時代のモーリタニアの王シュバ(Juba)が、待医エウポルブス Euphorbusの名をつけたもの。彼がはじめてE.resiniferaなどの乳液を薬に使ったため。
 pulcherrima:非常に美しい、の意。
【環境適応性と生育】・日当りがよければ特に土壌は選ばない。
  ・冬場(花期)の花は見事だが、それ以外の時期は緑一色でさほど美しい樹             姿ではないので植栽場所は要注意。
【管理】病害:すす病、灰色かび病、屯枯病
           虫害:バンエンカタカイガラムシ、ミカンコナカイガラムシ
 ・新枝の先に花(萄)をつけるので、年1回花後に切り返し、新しい枝の更新や樹形の整理を行う。
 ・季節風を受けない場所での植栽を原則とする。潮風を受けると花屯が落ちてしまい観賞価値を失ってしまう。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


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