県内でもカンヒザクラが各地で咲き始め話題になりつつあるわけですが、このカンヒザクラ、漢字だと「寒避」と書くものだと思っていました。というのも、幼少の頃、寒さに弱いため『寒避』だと聞いていたのです。そこで少し調べてみたんですが、これがまた非常に複雑…
一応、一般的に正しい、正式な名称は「寒緋桜」となっております。
しかしそもそもは緋寒桜(ヒカンザクラ)とも言い、ヒカン か カンヒ かと、どっちつかずな状況が続いています。
「緋」は赤を差す言葉で一般的な桜とされる「ソメイヨシノ」に比べ鮮やかなピンク~赤色であることからこの字があてられたと思われます。ところが別の種に「ヒガンザクラ(彼岸桜)」という種があるため、ヒガン と ヒカン が混同されがちという解釈からカンヒザクラ(寒緋桜)を採用したという経緯があるようです。
また別の説では「ヒカン」は「悲観」と音が似ていてよろしくない、ということで「カンヒ」となったという説もあります。
このように諸説あるわけですが、現在は「カンヒザクラ(寒緋桜)」で落ち着きつつあるようです。それにしてもややこしい…ネットで調べても 緋寒 寒緋 寒避 と様々。落ち着きつつあると言うものの、定着するまではまだしばらくかかりそうですね。
ともかく今は目の前に綺麗な花が咲いているわけですから、一旦忘れて花を愛でたいと思います。受験生も桜が咲くのは愛でたいでしょう!