生活の中に木製品を取り入れたい！と思う人は少なくないと思いますが、いざ購入しようとなると、何を基準に目利きすればいいのかがわからない、という方が多いかもしれません。
そこで木製品を買うときに「知っていると役に立つかも！？」という言葉を少しまとめてみました。基本的すぎて「そんなの知ってる～」と言うものがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
銘木…希少価値、商業価値、鑑賞価値の高い樹木のこと。様々な定義があり、ありふれた樹種でも見た目の美しさで、銘木とされる場合もある。
杢（モク）…木目のこと
唐木（カラキ、トウボク）…遣唐使によって唐から入ってきた樹種。代表的なもので紫檀、黒檀、鉄刀木がある。
紫檀（シタン）…紫檀とよばれる木材は数種あり、定かでない。赤褐色～黒色の縞模様があり、家具や仏壇、調度品に利用されてきた。かすかにバラの芳香がある為ローズウッドともいう。
黒檀（コクタン）/英名エボニー…非常に重く堅い。西洋では楽器や家具、日本では仏壇などに利用。名の通り黒色でピアノの黒鍵などに使われている。黒色が強いほど高価。
鉄刀木（タガヤサン）…木目が非常に美しいと言われる銘木。名の由来は鉄の刀の様に硬いためとも言われる。
世界3大銘木…ウォールナット、チーク、マホガニー（現在マホガニーはワシントン条約で取引が制限されている為入手困難）
埋もれ木…倒木がなんらかの理由で埋没し、無酸素状態で保存され腐敗せず残ったもの。土木工事や土砂崩れ、土地の浸食などで偶発的に発見されるため、非常に希少価値がある。特に千年以上埋まっていたと言われるものを「神代木（ジンダイボク）と呼ぶ。
高価な木材…現在世界でも高価に取引されている樹種には、スネークウッド、ローズウッドなどがある。
スネークウッド…ヘビの鎖模様のような木目が浮き出る。文字のように見えるためレターウッドと呼ばれたり、レポード（レオパルド＝豹）ウッドとも呼ばれる。
ローズウッド…ツルサイカチ属の植物に冠される総称。上記の紫檀もこれにあたる。違法伐採が多いため、輸出入に制限があり、希少価値が高い。そのため、近縁種や近似種も商業的なローズウッドとして扱われることがある。
琉球黒檀…クルチの名称で知られる、沖縄の黒檀。三線の竿に使われることで有名。ヤエヤマクルチとは実は同一種で、産地が異なるのみだという。（但し生育土壌の違いにより品質に違いはある模様）成長が非常に遅く、現在ではとても希少。
ちょっとジャンルがバラバラになってしまいましたが、今回はこの辺で…
