沖縄県は亜熱帯性気候に属しており、日本本土とは違った多様な樹種から構成される特有の森林が広がっています。
そのため、木の種類によって木目や色合い、質感も様々で、沖縄ならではの非常に魅力的な一面を持っています。
ですが、その一方で、スギやヒノキと違って、まっすぐに育たず、いざ利用しようとする際にも乾燥に長い時間がかかってしまい、また大量かつ安定的に木材を供給することが難しく、これまで建築分野への活用が進んでいない現状にあります。
そこで、県では、林業従事者、木材加工流通業者、設計・建築関係者等、木材の供給側から利用側までの多くの関係者との連携・協力により、おきなわの木の良い点、悪い点を改めて見直し、新たな県産木材の利活用の方法を提案することで、県産木材の需要拡大に向けて取り組んでいます。
その1つとして、今回紹介したいのが、おきなわの木の特徴である多樹種かつ、小規格の部材を組み合わせた県産木製タイルです。様々な木の表情を楽しめ、世界に1つのだけのオリジナルの空間を作ることができます。
また、貼り付けの施工についても、比較的簡単で、今回は職員自らが実際に行いました。(↓ 作業風景)
今後はDIYでの利活用も視野に入れて、活用事例の創出に向けて、取り組んでいきたいと考えています。
木のタイルに関しての問い合わせは、
企業組合キンモク(金武町):TEL098-968-6767までどうぞ。