皆様、あけましておめでとうございます。今年も当サイト「おきなわの木」共々宜しくお願いいたします。
今年の干支は羊です。木工の作品でも作ってらっしゃる人が多いかと思われます。それくらい、親しみのある動物なんですね。干支の漢字表記では「未」と書きます。未来の「未」。震災や不況で辛い時期が続いた日本に明るい未年が来るといいですね。
ところでこの干支の漢字表記に関して、なぜ羊ではなく未なのか、気になりませんか？鼠を子と書き、牛を丑、馬なんて午ですからね、牛なんだか午なんだか…
この漢字表記の元ネタといいますか、逸話なり由来なりがあるのだろうと調べてみたのですが、なんと詳細不明だそうで、諸説あるもののなぜその表記になったのかはおろか、なぜその動物たちが選ばれたかすら曖昧なのだそうです。人にとっては馴染み深い猫はおらず、龍がいるのも不思議ですよね。
そういう「不確かなもの」を私たちは当たり前の様に毎年迎え入れて大事にしているんだなぁと思うと、常識だとか文化という信じて疑わないものの中に、意外と由来のわからない「不確かなもの」が多くあるような気がします。
ともあれ、歴史の中に埋もれること無く脈々と受け継がれてきた文化に、今年も新たに未年を迎えられることに感謝せずにはいられません。
新春を寿ぎ謹んでお慶びを申し上げます
写真はもか工房さんの作品です
