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GRAIN 後編

前編では、小橋川氏が家具と出会い木工作家の道を歩むまでをお届けしました。
後編では、作品に対する思いをお届けします。
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○購入先は?
森林組合がほとんどで、あとキンモクさん、マルイ製材(うるま市、結構県産材が豊富)この3つで材料を買っています。
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○作るモノにどんなこだわりはありますか?
小物は、お客さんを意識して作っています。
家具はほとんどオーダーメイドで、お客さんの好きなモノを作る時は、最後までお客さんが使いやすいように考えて作ります。お客さんに合わせて作る家具は、自分のデザインを入ることは入るけど、やっぱり8割はお客さんの雰囲気で作ります。
でも、自分で好き勝手に作りたいモノは自由に作りますよ。

○ちなみに、おいくらからオーダーメイドを受けていますか?
テーブルの小さいモノは4万からですね。だいたいの形があって作るんでそれくらいからです。大きさによって値段がかわってきます。高いモノでも30万とかかなぁ~、まったく形がないモノもあるんですけど、その分高くなります。
一枚板とか今はなかなかありません。(カウンターを指さして)これ琉球松です。8~9年おいています。
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○個展などで出す作品は?
個展は家具とジュエリーが中心です。そのなかに小物を持って行きます。
県内では家具の販売を中心にして、ジュエリーや小物を県外の展示会で販売しています。
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○アイディアはどこから得られますか?
お客さんからが多いかもしれない。お客さんと作っていて新しい商品が出来ることもあるので。右手だけ肘がついている椅子とか、背中に琉球ガラスをはめ込んでいる椅子とかいろいろあります。
「肘は欲しいんだけど、部屋が狭いから」との要望で、どっちか片方だと椅子を引かずに座れるように右手だけ肘がついている椅子を作りました。何個かサンプルを作って、OKをもらった椅子が、形が良くて使いやすかったので、今自分のダイニングセットの中に入っています。
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○コラボ作品もありますね。
ヘナアーティストは展示会で知り合ってコラボ作品を作るようになりました。ヘナの代わりに樹脂を使って木に絵を描いています。
表札などの習字は、店舗の前がたまたま書道家のお店で、子供の命名札を書いてもらったのがきっかけでコラボ作品つくりましょうということになりました。
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○メッシュに作品を提供したきっかけは?
自分もやんばるの人なので、何か役に立ちたいと思ってメッシュの募金活動をしていた頃、目立つものがあれば子供が集まって、大人が集まるから募金活動しやすいかなと思って寄贈しました。
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インタビュー後記
 GRAIN 小橋川さんの作品はどれもおしゃれでかっこよくて、取材の合間についついお買い物をしてしまいました。ちなみに、購入したのはリュウキュウマツの名刺入れとマネークリップです。名刺入れは以前に購入して使っているんですが、使いやすくてお手頃なお値段なので今回はプレゼント用に購入しました。木のマネークリップは珍しいので衝動買いです笑
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今回の取材で価格設定の難しさや人との出会いが作品を豊かにしているということを知ることができました。
値段が安いということは私たち消費者にとっては嬉しいことですが、作家さんたちの収入と直結しているため一概に良いということではないのだと気づかされました。良いものを適切な価格で購入することが作家さんひいては産業を支えることになるかと思います。
また、アーティスト同士の出会いが相乗効果で素晴らしい作品を生み出すきっかけになるって素敵ですよね。特にヘナアーティストとのコラボ作品は、緻密なデザインと木の大胆な造形がマッチしていて、木工の新たな魅力に気づかされました。
GRAINさんの工房では、作品の展示販売も行っているので皆さんも足を運んでみてはいかがでしょう。きっとすてきな出会いがありますよ。
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GRAIN
ブログ   http://grain.ti-da.net/
HP      http://www.ryukyu-grain.jp/
web shop  http://www.grain-shop.com/


事業者名
品目
素材
径(cm) 幅(cm)
厚み(cm) 長さ(cm)
乾燥(含水率) 量(m3/枚/本)

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