■種名 タイワンフウ
【和名(学名)】 Liquidambar foramosana Hance
【別名】 フウ
【方言名】 -
■属名 フウ属
■科名 マンサク科
■分布地 台湾、南中国原産
■形態・特徴 落葉高木。樹皮は灰白色。葉は鋸歯、長柄があって掌状に3裂し、裂片は卵状三角形、長さ、幅ともに5~12cm、秋に紅葉する。花は春に新芽が展開する頃に頭状花序をつけ、朔花は棘のある褐色の球形の集合果で径2.5~3cm。雌雄同株。
■材質 材は淡帯赤黄色、明瞭な年輪をもち、硬く重く(比重0.71)耐久性がある。
■用途 材は建築材、船底材、家具材、器具材、薪炭に用いられる。木は街路樹、庭園樹に適する。
■特記事項 葉はテグス蚕の飼料。
(出典) 図説琉球列島有用樹木誌(天野・澤岻共著)