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ヒレザンショウ

 

 

 

 

 

 

- ヒレザンショウ -
( 方言名:サンス、センスルギー(沖縄)、サンソーギー(宮古)、サンスー(石垣) )

【科名】 ミカン科 Rutaceae
【学名】 Zanthoxylum beecheyanum K.Koch
【分布】 生育地=沖縄諸島、大東島、先島諸島
【形態】 低木  常緑広葉樹
高さ0.3-2m に達する小枝の節部または葉柄基部に1-2mmの刺がある。葉は互生、羽状複葉、長さ3-7cm、羽軸は葉柄とともに幅0.5-1mmの翼がある。小葉は3~7対、倒卵状楕円形または卵状楕円形、長さ5-10mm。腋生の集散花序は長さ1cm ぐらいで、花は密生する。さく果はやや球形、径3mm位。種子は円形。黒色で光沢がある。
【用途】 庭園樹、盆栽、その他(香辛料、薬用)
【学名の解説】Zanthoxylum:サンショウ属。ギリシャ語の「黄色の材」の意で、心材の黄色による。beecheyanum:H.M.S.の船長F.W.Beechey(1796-1856)に因んで、彼は1827年に琉球に寄航している。
【環境適応性と生育】 虫害:アブラムシ、ハマキムシ
・ 施肥は油粕等を与える。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


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