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ハマベブドウ

 

 

 

 

 

 

-ハマベブドウ-

【科名】タデ科 
【学名】Coccoloba uvifera L.
【分布】西インド諸島、キャナ、ブラジル
【生育適地】耐潮耐風性とも優れているので海岸地の植栽に適する。石灰岩質土壌に適するが、特に土壌を選ばない。
【形態】小高木  常緑広葉樹
 高さ5-7mになる。通常3m程度。枝をよく分枝し、成木になるとその枝は湾曲して垂れ下がる。葉は互生し、短柄のある広い賢形、長さ8~15cm、幅10-18cm、縁辺は全線ないし、ややゆるやかな波形となる。表面濃緑色で光沢があり、下面は緑色、質は革質。中肋や側脈の基部がわずかに紅味を帯び、側脈は5-6対。柄の基部に輪状の托葉がある。花は枝端または葉腋に生じた長さ20~25cmの総状花序を密生し、花弁は白色5弁、径3-4mmの小花で、おしべは8本、花柱は3本。子房下位。花序ははじめ直立するが後に果実が実ると下垂する。果実は、果托の発達したもので径1.5-2.5cmでやや球形、ブドウの房状に、果硬に10数個ないし30数個を着生する。紅紫色に熟した果実は多汁の葉栗で、中に3両形のやや大きな痩果を含んでいる。
【用途】道路緑化樹(路・園)、公園樹、庭園樹、家庭用果樹
 ・葉の形がおもしろいので、庭、公園その他の広場の添景樹として利用する。
【取木時期】4~9月
【挿し木時期】4-6月
【管理】病害虫もほとんどなく、強い植物であり、特別な管理は必要としない。
・施肥は鶏糞、油粕まれに化成肥料などを施すCoccoloba:ハマベブドウ属。ギリシャ語の果実・液果
(kokkos)と英(lobos)より、果実の宿存花被が肥大し、3角状そう果を内蔵して液果状になっていることによる。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版

 


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