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トウネズミモチ

 

 

 

 

 

 

-トウネズミモチ-

【科名】 モクセイ科  
【学名】Ligustrumlucidum Ait.
【形態】 小高木  常緑広葉樹
      高さ2-10m、直径3-10cm、枝はよく分枝し、全株無毛、樹皮は灰色で皮目が点在する。葉は密に茂り、対生、 有柄、菓身は卵形、卵状楕円形、広卵形で漸尖頭または鋭頭、鋭脚または円脚、全線で厚い革質、長さは6-12cm、幅3-5cm。表面は光沢ある濃緑色、下面は淡緑色、柄の長さは1-2cm、で帯褐色。三角状円錐花序は頂生、直立し無毛、長さ10-20cm、花冠は白く、長さ0.3-0.4cm、4中裂し、裂片は筒部より少し長く、平関する。雌しべは2個、花筒部に着生、花糸は短い。雄しべは1個、柱頭は花筒から少し出る。果実は楕円体から球形、長さ0.8~1cm、径0.6cm。
【形態】公園樹、庭園樹、道路緑化樹(園・路)
【種の採れる時期】11-12月
【種の採れる最適な時期】12月
【まきつけ時期】11-12月。
【特記事項】・強健種であり、公共緑化樹としての利用価値は高い
 ・高木一中低木的な扱いまで広くできる。今後もっと利用 してよい木である。
 ・沖縄での生産品はない。
【学名の解説】Ligustrum:イボタ属。イボタノキprivetの古代ラテン名より。
                  Iucidum:強い光沢のある、輝く、の意。
〔環境適応性と生育〕
・生長はきわめて早く土質を選ばない。
・強い刈込みに耐えるので、生垣や玉づくりなどに適する。
・生長が早く強健な木なので、速効を期待する緑化対象地城(道路や工場の  グリーンベストなど)では最適な木。
〔管 理〕
病害:すす病、斑点病
虫害:ツノロウムシ、チャノマルカイガラムシ、ミカンノバダニ、クワシロカイガラムシ。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


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