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タイミンタチバナ

■種名
【和名(学名)】 タイミンタチバナ
Myrsine sequinii Lev.
【別名】 ヒチノキ、ソゲキ

【方言名】 イリハガー、オータッパラ

■属名 タイミンタチバナ属

■科名 ヤブコウジ科 Myrsinaceae

■分布地 関東南部異性、台湾、中国。
奄美、徳之島、沖永良部島、沖縄諸島、石垣、西表、与那国島の山林中に見られる。

■形態・特徴 小高木。幹は直立し、3~7mになる。樹皮は灰白色。長楕円形で先が尖る。葉の縁にギザギザがなく、中肋は裏面で突出して目立つ。花は緑白色で小型、2~3月に咲く。実は球形~卵円形で長さ5~7mm、冬期に紫褐色に熟する。

■材質 辺材、心材とも褐色~灰色を帯びる。材はやや硬くて重い。耐久性は高いが反りや捻れが生じやすい。

■用途 装飾、杭木、垂木に用いる。薪炭材としては1級に属する。樹皮は駆虫剤や漁網の染料に用いる。

■特記事項 大明橘の名は明国のタチバナの意味でつけられたという。
文献によっはサクラソウ科、ツルマンリョウ属に分類されることがある。

(出典) 琉球列島有用植物誌


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