-ジャカランダ-
【科名】 ノウゼンカズラ属
【学名】Jacaranda mimosaefolia D.Don
【分布】熱帯、亜熱帯地方 原産地=ブラジル南部
【形態】高木 落葉広葉樹
高さ15mに達する。葉は羽状複葉、小葉は卵状長楕円形で直径5mm、短い軟毛がある。円錐花序は長さ25cm、鮮明なスミレ色の花を40-90個下向してつける。細い筒状花は長さ6cm、直径4.5cm。さく果は茶褐色の木質で直径5cm、波状縁をなす。
【用途】 公園樹、道路線化樹(路・園)、庭園樹
・ホテルや公共的な施設の広場で風当りの弱い場所に植栽をすすめたい。
【種の採れる時期】6-10月
【まきつけ時期】6-10月(沖縄での結実は不明)
【挿し木時期】6-7月 半熟枝を砂挿しする。発根まで日陰におく。
【特記事項】・開花を促進させるためには乾燥気味で管理する。
・赤や黄色系統の多い花木類にあって、紫色は非常にめずらしい部類である。開花株が少ないが、今後も普及に力を入れていい品種である。
【学名の解説】Jacaranda:ジャカランダ属。ブラジル名をラテン語形としたもの。 mimosaefolia:ネムリグサ属(Mimosa)に似た、葉状の、の意。
【環境適応性と生育】・ホウオウボクに似た樹形だが、やや枝が細く、徒長枝が出て樹形を乱すので、ホウオウボクより、手がかかる。
〔管 理〕病害:すす病、腐敗病、自絹病、立枯病
虫害:タイワンコナカイガラムシ
・生長が早く樹形を乱しやすい。自然樹形(傘形)を作るように早目に勢定を行う。
出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版