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コバノセンナ

 

 

 

 

 

 

- コバノセンナ -

【科名】 マメ科 
【学名】 Cassia coluteoides Colladon
【沖縄における分布】 各地で栽培
【分布】 熱帯、亜熱帯地方で栽培
原産地=熱帯アメリカ
【形態】 低木  落葉広葉樹
      高さ1-2mになりややほ伏する。葉は3-5対の偶数羽状複葉、小葉は厚い洋紙質で左右不相称な倒卵形一広倒  卵形、上面は緑黄色、下面は灰緑色、菓縁は、黄色、最下部の小葉は長さ1.7cm、幅1.6cm。花は腋性の総状 花序で、左右相称、黄金色、花弁は5枚、中央の1枚は軍配形、左右の4枚は、倒卵形、雄ずいは10本、3本が完全、7本が不完全。豆果は円柱形、弓状に湾曲し、ゆるいくびれがある。種子は楕円形で扁平、光沢ある黒褐色であるが、国内での結実はごくまれである。
【用途】 道路緑化樹(法・植・園・路)、公園樹、庭園樹、生垣用樹、その他(緑肥用)
 ・公園の斜面であまり人の入りにくい場所、道路法面などに群植すると良い。
【種の採れる時期】11月中旬-12月
【挿し木時期】3-6月。容易
【特記事項】・一時期かなり使われたが、近頃少なくなった。理由としては、樹形が荒く、狭い場所では、常に刈込まないと邪魔になり、管理に手が掛る為と思われるが、群植して一面黄金色に色彩られる様は見事である。植栽場所に注意し今後も利用していきたい花木である。
【学名の解説】Cassia:カワラケツメイ属。香料植物桂皮、Cinnamo一mumCasisiaにつけられた古代ギリシャ名より。 ヘブライ名のgasta(皮をむく)が語源。後にマメ科の属名に転用。
coluteoides:コルーテア属に似た、の意。
【環境適応性と生育】・成木の移植は根回しが必要。 ・樹形が荒い。
 ・幹はほ伏して広がる性質があるので、植栽地は広い面積を必要とする。
【管理】 病害:さび病、斑点病
             虫害:タイワンキドクガ、キチョウ、アブラムシ類
  ・萌芽力は強いので、あまり暴れているようなら思い切り刈込んでも良い。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


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