■種名 イイギリ
【和名(学名)】 Idesia polycarpa Maxim.
【別名】
【方言名】 カサイ、チビカタマヤー、チビククヤーギー、チリギ、チルギ、ウフバキルキ、タビキ
■属名 イイギリ属
■科名 イイギリ科 Flacourtaceae
■分布地 沖縄本島、石垣、西表、奄美、本州~九州、南朝鮮、台湾、中国
■形態・特徴 落葉高木、樹皮は灰褐色、枝は開出し円形の樹冠をつくる。葉は卵形~卵状長楕円形、長さ12~25cm、鋭尖頭、心脚。上面は深緑色、下面は灰白色。葉柄は長さ6~15cm。花は帯緑黄色で芳香があり、4~6月に咲く。腋果は球形、径7~8mm、9~11月に暗橙赤色~橙褐色に熟し、中に卵円形の種子が多数ある。
■材質 散孔材。辺材・心材ともに帯淡黄白色~白色。材は軽軟で緻密。割裂しやすい欠点がある。
■用途 箱材、下駄材、薪炭材。庭園樹、街路樹。
■特記事項
(出典) 琉球植物誌(初島住彦)
琉球列島有用樹木誌(天野鉄夫)