■種名 アデク
【和名(学名)】 Syzygium buxifolium Hook.et Arn.
【別名】
【方言名】 アヂク、アデク、アディク、アディフ、アリク、クフェー
■属名 フトモモ属
■科名 フトモモ科 Melastomataceae
■分布地 沖縄、宮古、石垣、西表、與那国、南九州、台湾、南中国
■形態・特徴 常緑高木。幹は森林内では通直で、樹皮は赤褐色を呈し、鱗片状に剥離する。小枝は細く四角形で丈夫。葉は対生楕円形~広楕円形または広倒卵形、長さ2.5~5cm。花は白色、径3mm位で基部に小包があり、萼は狭い鐘形で長さ3mm。果実は径7mm位、球形、紫色に熟する。
■材質 辺材は淡灰黄褐色。材質は非常に堅硬で強度は大。
■用途 把柄材、大材は床の間の装飾用柱材。庭園木、盆栽。
■特記事項 萌芽を整理し天然撫育により良材が得られる。
(出典) 琉球植物誌(初島住彦)
琉球列島有用樹木誌(天野鉄夫)