■種名 アコウ
【和名(学名)】 Ficus superba Mig.var.japonica Mig.
【別名】
【方言名】 ウスクガジュマル、アカウ、アコーキ、ウゾクキ、アホー、アコー、ウスク、アブーキ
■属名 イヌビワ属
■科名 クワ科 Motsceae
■分布地 沖縄各島、紀州以南太平洋側~九州。台湾、南中国、インドシナ、タイ、マレー半島西海岸
■形態・特徴 常緑高木。分岐が多く、樹皮は灰褐色で赤褐色の皮目が著しい。馬尻状の気根を発生するが、通常支柱根は形成しない。気根は時として他樹に巻き付き成長を阻害する。無花果は幹又は枝に生じ無柄で球形。沖縄北部以北では落葉樹。南部以南では初秋の頃に落葉する。が、すぐに萌芽する。
■材質 散孔材。辺材、心材ともに灰褐色。肌目は粗く材は軽軟。
■用途 防風防潮樹、公園樹、校庭樹。キクラゲの榾木。樹皮は縄索および製紙に用いる。葉は飼料、緑肥に適する。
■特記事項 八重山地方に葉が大型のオオバアコウを産する。
(出典) 琉球植物誌(初島住彦)
琉球列島有用樹木誌(天野鉄夫)