本部町備瀬。美ら海水族館近くにあり、風光明媚なフクギ並木が観光地として有名ですね。おもしろもんちゅうま　の中馬重夫さんは若い頃、日本各地を転々と放浪の旅をしていたそうです。流れ流れてたどり着いた先が沖縄。海岸で海に消えていく夕日を見たとき「こんなところに住みたいなぁ…」と思ったのが移住のきっかけだったそうです。

移住前にも度々沖縄を訪問していた中馬さん。そのおかげもあってか、移住後すぐに工房兼自宅として知人から古民家を借りることになります。とはいっても、色々なところが老朽化していて、修繕しないと住めないような状況でした。しかし、業者に頼むと余計にお金がかかる。ならば自分で…という感じで始めたのが木工を始める切っ掛けだったんだそうです。
木工を始めてからは、各地でイベントを立ち上げたり、参加したりと積極的に活動をし、人脈を広げていきました。本部町で毎月開催され、来月で100回目を迎える「もとぶ手作り市」の立ち上げメンバーでもあるそうです。

「世界は沖縄から変わる。いや、変えていくんだよ」と熱く語る中馬さん。実はミュージシャンとしての一面も持っていて、店内にあるギターは売り物ではなくて、「自分用」なんだそうで…今でも時々ライブ演奏をしたりしているらしいです。なんだかとても変わった（？）経歴をもった木工家ですが、そんな人柄に魅せられて、中馬さんに会うことを目的に工房を訪れる人もいるそうです。「そういう人には時間があれば…ってことで、案内するところがあるんだよ」と言われて連れていっていただいたのが、ここ

どうですか。なんとも神々しい景色ではありませんか。
彼が見た夕日が、この浜辺の夕日だったのかどうかはわかりませんが、長い旅路の末にこの沖縄を選んでくれた理由がなんだかわかる気がしますね。ちなみに写真撮影をお願いすると「俺は撮らなくて良いの？」とフレームインする中馬さん。写真に写るのを極力避ける方が多い中、自ら入ってくるほど人なつっこい方なんですよ。

　　
こちらはホームページから拝借いたしました。現在は主にネット販売が多いそうです。

中馬さん曰く
「とにかく俺に会いに来て！」とのこと。とにかく人が好きで、自然が好きで、とてもひとなつっこい中馬さん。備瀬にお越しの際には是非会いに行ってみてくださいね。

おもしろもんちゅうまさんのホームページはこちら

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