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リュウキュウマツ

【別名】 オキナワマツ
【方言名】 マーチ、シママーチ、マチ、マチキ、マチギ、マツギー、マティ
■属名 マツ属
■科名 マツ科 Pinaceae■分布地 琉球列島固有。トカラ列島以南与那国に分布

■形態・特徴 高木で高さ25m直径1m以上に達する。樹皮は黒褐色で深裂し、クロマツに似る。1年枝は黄褐色で無毛、やや光沢があり、径3~5mm。葉は2枚、線形で長さ10~20cm、幅1.2~0.8mmで軟らかくアカマツに似る。花は2~3月に咲いて球果は10月に熟し、11月に飛び散る。

■材質 材は帯黄褐色で樹脂を含み反りやすく割裂もするが強度は大。用材としてはシロアリに食害されやすく工作が困難な欠点があるが乾燥技術の向上により改善が進んでいる。水湿には強い。木目は美しく光沢がある。

■用途 家具材、内装材、支柱、板材に用いられる。木は防風防潮林、風致林、庭園樹、街路樹、盆栽等に好まれる。

■特記事項 天然更新でも人工造林でも増殖は容易。昭和47年に「沖縄の県木」に指定された。

(出典) 琉球植物誌(初島住彦)
琉球列島有用樹木誌(天野鉄夫)

 


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