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マルバチシャノキ

■種名
【和名(学名)】 マルバチシャノキ
Ehretia dicksonii Hance
【別名】 オオバチシャノキ

【方言名】 ケージ、シムチカ

■属名 チシャノキ属

■科名 ムラサキ科 Boraginaceae

■分布地 種子島以南、台湾、南中国。喜界、奄美、徳之島、沖縄諸島(希に点在)、先島諸島の海岸地帯。

■形態・特徴 落葉小高木。樹皮は灰白色で不整溝条をつくることがある。葉は8~20cmで広楕円形~楕円形、表面は粗毛、裏面は多少密毛。花は白色、3~5月に咲く。実はやや球形で長さ1~1.5cm、7~10月に黄色に熟する。

樹皮は灰褐色でコルク層がよく発達し、長方形の深い割れ目が入る
1年生枝は緑色で無毛

■材質 環孔材。材はやや淡色で灰黄色~暗灰褐色を帯びる。
年輪は明瞭で質はやや重硬

■用途 小用材(工具の柄、ステッキ、飾り物の台等)に使われる。葉はざらつく用いられる。樹は防風・防潮林、街路樹、庭園樹に多用される。

■特記事項 実は救荒食料となる。

(出典) 琉球列島有用植物誌、沖縄県森林資源研究センター


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