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センダンキササゲ

 

 

 

 

 

 

-センダンキササゲ-

【科名】 ノウゼンカズラ科 
【学名】 Radermachera sinica Hemsl.
【形態】 中高木  落葉広葉樹
    高さ10mくらいに達する。樹皮は厚くコルク質で茶褐色、縦に裂目がある。葉は光沢があり無毛、全線または小裂が少しある。対生、2回奇数羽状複葉、葉柄の主軸から6-7回分岐し、さらに2回目の分岐で奇数の多数の小葉からなる。小葉は楕円形、先端はとがり、長さ5cm。花は頂生の円錐花序、花冠は一方にふくらみ斜上向 に咲く。花筒は12cm、外面は淡黄色で内面は白色、雄ずい4、雌ずい1、子房上位。花後、さく果は急に伸長し、 さくの基部は上向するが、先端は垂下しややよじれる。長さ50cm位。熟すれば一方に裂開し2個の連結した有翼の種子が散出する。
【用途】 庭園樹、公園樹、道路緑化樹(路)
  ・樹冠が細く背が高いので、狭い場所や、ビルなどの横に添わした点景樹として最適である。
【繁殖】 実生または挿木による。
【特記事項】・首里近辺に大木や開花木が見うけられるが、まだまだ馴染みの薄い木であり、今後の生産と普及が望 まれる。有望種である。
【学名の解説】Radermachera:センダンキササゲ属。オランダ人J.C.
 M.Radermacher氏(1741~1783)に因んだもので、Javanese Plantsをあらわした植物愛好家の、名に因む。
 sinica:シナ(中国)の、五意。
〔環境適応性と生育〕・病虫害は不明だが、ほとんど被害は見うけられないので病虫害に対する抵抗力は強いと思われる。
・生長が早くやや弱々しい感じがするので、徒長枝を切り詰るとよい。強勢定はさける。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


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