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シマサルスベリ

 

 

 

 

 

 

-シマサルスベリ-
 (方言名:シルハゴーギー(首里) )

【科名】ミソハギ科 
【学名】Lagerstroemia subcostata Koehne
【分布】台湾、中国中部
【形態】 高木  落葉広葉樹
      高さ10-15m、直径60cmぐらいに達する。樹皮は茶褐色または暗灰白色、剥脱性で平滑。葉は対生であるが枝頭近くのものは往々にして互生2列配列、長楕円形~長卵形、長さ3-12cm、ほとんど無柄または短柄、全線、 きわめて小さい早落性の托葉がある。花は頂生の円錐花序で徴毛があり花径15mm位、薯は鐘形、長さ3mm、多脈、5-6裂、花弁は6個でへら形、不規則なしわがあり、雄花は多数、6個は轟く12-14本は短く、花糸は長く湾曲し、子房は上位で5個、卵子は多数。室果は楕円形、長さ6-8mm、3-6室に縦裂し、種子は少数で有翼。
【用途】公園樹、庭園樹、道路緑化樹(並・園・路)、緑陰樹(広場)、その他(用材-床柱、小細工用)
【種の採れる時期】10-12月
【種の採れる最適な時期】11月
【まきつけ時期】10-3月
【発芽率】40%
【挿し木時期】2-3月  ふつう挿木による増殖を行う。
【得苗率】35%
【取り木時期】4-6月。
【学名の解説】Lagerstroemia:サルスベリ属。リンネの友人で、スウェーデンのマグヌス・フォン・ラゲトストレーム Magnus von Lagerstromに因んで。
subcostata:やや主脈のある、やや肋上のある、の意。・日当りのよい所を好む。
【特記事項】・石灰岩質土壌を好む。
・開化様式、当年枝に花芽分化し、今年中に開花する。
〔管 理〕
病害:うどんこ病、ベスタロチア病、すす病、褐斑病
虫害:コシロモンドクガ、ミノガ類、サルスベリヒゲマダラアブラ、アシブトクチバ、テングイラガ、オトシブミ類、コガネムシ類、カイガラムシ類
・勇定は落葉直後から早春にかけて前年枝を半分ぐらいに切り詰めると、花付きがよくなる。

 出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


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