トップページ > おきなわの木 > > キワタノキ

キワタノキ

 

 

 

 

 

 

-キワタノキ-

【科名】パンヤ科 
【学名】 Bombax ceiba L.
【沖縄における分布】各島で栽培
【分布】南中国-インドシナ      原産地=マレー諸島
【形態】高木  落葉広葉樹
        高さ25mまたはそれ以上となる。幹には非常に太い円錐形のトゲを密生する。葉は互生、掌状複葉で小葉は5-7個、長楕円形一長楕円状皮針形、長さ10-20cm、全線、両端は細長くとがり、革質で毛はない。葉柄は小葉よりも長い。花は枝の先端または先端近くにかたまってつき、赤色またはオレンジ色、長さ8-10cm、 開業前に開く。花弁は両面に多少星毛を有する。辛は血状で長さ2.5-3cm、3-6裂する。さく某は長楕円形で長さ15cmぐらい。5裂し、裂片は革質で内側に絹毛がある。種子は多数で倒卵形をなし、表面に綿毛を 密生する。
【用途】道路緑化樹(並・園・路)、公園樹、庭園樹、その他(繊維、ふとん、靴下、救命具、用材、パルプ、油、 食用)
【種の採れる時期】6-7月
【挿し木時期】3-6月
【取り木時期】11-2月
【特記事項】・代表的な熱帯花木であり、トックリキワタに比べて、若木のうちから開花する。また、耐潮耐風性と も若干キワタノキの方が優れている。
 ・通常パンヤと呼ばれるが、インド語の『パニア』からの転言化らしい。
【学名の解説】Bombax:キワタ属。ツタ Cottonに対するギリシャ名bombaxより。さく某は綿のようで、紡ぐことができる滑らかな糸が充満していることから。
 ceiba:アメリカの土名をラテン語化したもの。
〔環境適応性と生育〕
・砂質土壌で排水がよければ特に土壌を選ばない。
〔管 理〕
・勇定時期12-2月、徒長枝の切詰め程度で特に難しい勇定はいらない。勢定後には腐朽防止のため、切口にゆ合剤を  塗布すること。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です