トップページ > おきなわの木 > > キョウチクトウ

キョウチクトウ

 

 

 

 

 

 

-キョウチクトウ-

【科名】キョウチクトウ科 Apocynaceae
【学名】Nerium oleander L.var.indicum Degener&Green-weell
【沖縄における分布】琉球各島で栽培
【分布】日本(東北南部以南)、台湾、熱帯、亜熱帯各地で栽培
       原産地=インド~イラン
【形態】 小高木  常緑広葉樹
 幹は株立ち状、高さ3-5m。樹皮は暗褐色で平滑。枝は緑色ではじめ微毛がある。葉は3葉ずつ輪生する。
  無柄、狭皮針形、長さ7-15cm、鋭頭、全縁、肉厚で革質、側脈は多数、上面は濃緑色で光沢があり、下面は淡緑色、両面無毛。花は若枝の先に集散花序を頂生し、紅色花を多数つける。開花期は長い。花後細長い実を結び、種子には両端に絹毛が見える。全体に乳液を含んで有毒。
【用途】道路緑化樹(園・路・植)、公園樹、工場緑化樹、庭園樹、生垣用樹、その他(薬用)
 ・広い場所での境界植栽に適する。
【挿し木時期】4-9月容易、穂木15-20cm、熟枝を挿す。
【取木時期】4-9月
【接木時期】4-9月
【特記事項】・園芸品種がかなりあるが、沖縄ではまだ普及していない。
                     性質強健であり、今後さらに導入したい。
【学名の解説】Nerium:キョウチクトウ属。ギリシャ語の多湿(neros)ということからきているら、これは生育地によるものであろう。
 oleander:葉がオリーブの葉に似る、の意。
【特記事項】・特に土壌を選ばないが、石灰岩質土壌を好む。
           ・日当りを好み、樹勢は強い。
           ・耐公害性、耐潮性に非常に優れている。
【管理】病害:モザイク病(ウイルス病)、斑点病、すす病、炭そ病、くもの巣病、雲紋病、菓枯病、斑紋病
虫害:アオキシロカイガラムシ、アカマルカイガラムシ、オオミノガ、キョウチクトウアブラムシ、ツノロウムシ、シロマダラメイガ、キョウチクトウスズメガ
・勇定は密生枝を間引く程度で自然形を維持する。3-4年目に枝を切り返し更新を行う。冬場はさける。   ・施肥は化成肥料か油粕を施す。量は少なめでよい。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です