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カエンボク

 

 

 

 

 

 

-カエンボク-

【科名】ノウゼンカズラ科
【学名】Spathodea campanulata Beauv.
【沖縄における分布】各地で栽培
【分布】熱帯、亜熱帯で栽培     原産地=熱帯アフリカ
【形態】 高木  常緑広葉樹
     高さ20mほどに達する。全株ほとんど無毛。葉は奇数羽状複葉で対生し、長さ30-40cm、小葉は9-19枚、短い葉柄があり卵状皮針形で先端がとがる。ほぼ全線で長さ5-10cm、基部に2-3の肉質の腺点があり、若葉の裏 面に軟毛がある。花は緋紅色、鐘状で径5cmぐらい、多花性で枝端に円錐花序か総状花序となり、薯は舟形で 革質、反巻して長さ7cm位。さく果は長さ20cm、幅5cmぐらいあって無毛。
【用途】 公園樹、道路緑化樹(並・園・路)、庭園樹
・庭園樹として利用できない訳ではないが、公共的施設や広場の景観樹として大いに利用したい。
【挿し木時期】4-6月
【取木時期】4-9月
【特記事項】・かなりの大木になり、その先端に花がつくので、木を見あげても花がよく見えない。萌芽力は強いので、若木のうちから勇定して上向きになりがちな枝を抑え、適当な高さで開花させるようにするとよい。
【学名の解説】Spathodea:カエンボク属。ギリシャ語の仏炎萄(Spath芭)と~の性質を帯びた、一に似た(-eidos) より。鞘に似た尊を指して。
 campanulata:鐘状(ベル形)の、の意。
【環境適応性と生育】・一般に枝は横よりも上に伸び、その先端に花がつくので高い建物の添景樹として最適である。
【管理】・萌芽力があるので、利用状況に応じた切詰めを行ってもかまわない。
  ・リン酸、カリ分の多い肥料を多めに施用。
  ・材がやわらかく、葉が大きくて風の抵抗を受けやすいので台風によって枝がよく折れる。従って台風通過後の被害枝の除去はその都度実施し樹形をととのえる。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


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