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インドソケイ

 

 

 

 

 

 

-インドソケイ-
 ( 方言名:フランギニハ(首里)、バンカ(蕃花一首里) )

【科名】キョウチクトウ科 Apocynaceae
【学名】Plumeria spp.
【分布】沖縄各島で栽培
【分布】熱帯~亜熱帯各地で栽培
        原産地=メキシコ
【形態】 小高木  落葉広葉樹
     幹は分岐して横に広がり、枝は密生し肉質で傷をつければ有毒な乳液が出る。葉は枝の先に密生、互生、皮針形、長さ20-30cm、鋭尖頭、羽状の葉脈は明らか。花は単生で、2-3叉状に分岐した集散花序に綴り、花膏 は屯に包まれる。花冠は漏斗形で、円筒形の花筒部があり、5片に分かれ、径7-10cm、20花ぐらいが集まって、 径30cmぐらいの見事な花穂を形成する。花は自・黄・赤・紫紅色などがあり、多くは芳香があり、雄ずいは花筒の基部付近につき、子房は2室で各室に多数の卵子を持つ。実は方錘形で2個が開いて接着している。
【用途】 公園樹、庭園樹、道路緑化樹(園・路)
           ・ホテルの庭など広い場所の植栽にすすめたい熱帯花木である。
【繁殖】 挿木:容易、冬以外はいつでも可。
             実生:採種時期 2月
【特記事項】・Plumeria属には次のような種がある。
          1.P.acuminata Ait.(白花)
          2.P.alba L.シロバナインドソケイ(白花)
          3.P.lutea Ruiz.&Pav.タイリンインドソケイ(白花)
          4.P.obtusa Bert.&A.DC.(白花)
          5.P.rubra L.ベニバナインドソケイ(淡紅色一赤色)
          ・ハワイではレイの花にしたり、香水を採ったりする。
【学名の解説】 Plumeria:インドソケイ属。フランス人修道士で植物学者、旅行家シャルル・プリュミエ   CharlesPlumier(1646-1706)に因んで。
            ・やや乾燥気味で栽培した方が花づきがよく、湿地では、葉が肥大し花が咲かないことがある。
            ・開花様式一今年伸びた枝に花芽をつけ、今年中に開花する。
【管理】病害:斑点病、すす病、炭そ病
            虫害:アオキシロカイガラムシ、ナガカタカイガラムシ
      ・特別な勢定はいらないが、幹の太さの割に樹冠が重くなり傾きやすくなるので、切詰めて樹形を整える。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


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