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オキナワハイネズ

 

 

 

 

 

 

- オキナワハイネズ -
 ( 方言名:フィッチェーシ(沖縄)、ピィケーシイ(石垣)、ピケシ(西表) )

【科名】 ヒノキ科 Cupressaceae
【学名】 Juniperus taxifolia Hook・&Arn・Var.lutchuensis Satake
【沖縄における分布】  沖縄、慶良問、伊平屋、伊是名
【分布】日本(トカラ列島、伊豆半島南端、伊豆七島)
         原産地=日本
         生育地=奄美、徳之島、
【形態】 低木(地被) 常緑針葉樹〈雌雄異株〉主幹は葡旬するが、ときとして幹は立ち高さ1m ぐらいとなる。小枝は細く径1mmぐらいで無毛。葉は3個輪生し、針形、長さ0.8-1.4cm、 幅1-1.5mm、先端はとがっているが、さわってもあまりいたくない、上面には、2条の白線 があり、基部は球状にふくれている。花は2月中旬 ~4月下旬に開く。雄花序は新条の葉腋に 生じ、長楕円形、長さ4mm位、基部は6-9枚の長さ1mmぐらいの針葉 で包まれている。 雄花は10個ぐらいで、柄は4個位、荊隔は3角形で幅0.7mm位。
   球某は翌年の1月下旬-4月下旬頃紫褐色に熟し球形、径7-9mm、外面には白粉を有する。
【用途】 庭園樹、公園樹、道路緑化樹(植・園・路・法)、防砂防風用樹、その他(盆栽)
       ・低木的な役割よりも、地被的な利用法が適している。
        ロックガーデンや高木類の根締め用に最適である。
【種の採れる時期】12-3月
【種の採れる最適な時期】3月
【まきつけ時期】3-4月
【発芽率】40%
【得苗率】85%
【1㎏当たり粒数】110,000-115,000粒
【挿し木時期】11-4月  発根まで70-90日を要す。
【取木時期】3-9月、発根まで30-50日を要す。
【特記事項】・本土からハイビャクシンや、ハイネズを移入しているが、オキナワハイネズが量産できればなるべく、島内産のものを利用したい。
【学名の解説】Juniperus:ビャクシン属。ケルト語のざらつく
   Juniperusに由来するとも、またラテン語の若い(Juvenis)と生む、分娩する(pario)よりなり、堕胎剤となるのに由来するともいう。
  taxifolia:イチイ(taxus)のような葉の、の意。
【環境適応性と生育】・湿地には適さない。
                  ・日光を好み、乾燥によく耐える。
                  ・一般に酸性土を好む。
【管理】 病害:褐斑病、根こぶ線虫病、ペスタロチア病
          虫害:ミノムシ類、ヒメナガカイガラムシ
・勢定は、ほとんど必要ないが、植桝などに植えて、飛び出して邪魔な枝は、探目に切り詰め、新 たに、新芽を出させる。
 ・施肥は油粕等を中心に与える。

出典:「 沖縄の樹木 」 新里孝和 監修 平良喜代志 著 新星図書出版


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