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リュウキュウコクタン

■種名 リュウキュウコクタン
【和名(学名)】 Diospyros ferea Bakh.

【別名】 ヤエヤマコクタン、クロキ
【方言名】 クルチ、クルキ、キダ、キダキ、キナ、キフチ、クルキタギ、ソーロンキダ、フォキダ、フォギダギー、フキダ、フキダギー

■属名 カキノキ属

■科名 カキノキ科 Fceae  Ebenaceae

■分布地 沖縄各島、奄美諸島、和歌山以西~九州、南中国~インド、マレーシア

■形態・特徴 中高木で分枝が多い。樹皮は平滑で黒褐色。葉は硬い革質で倒卵形~倒卵状楕円形、長さ3~6.5cm、鈍頭~円頭。雌雄異株。花冠は鐘状で長さ3mm位で5~6月に咲き、実は楕円形で長さ8~14mm、8~10月に熟する。種子は扁平で長さ1cm、幅5mm位で黒褐色を呈し光沢がある。

■材質 辺材は淡黄白色、心材は漆黒色。材は極めて緻密、堅重、磨けば光沢がある。

■用途 材は黒檀の一種とされ、床柱、家具、装飾、三線の竿として重宝される。実は救荒食料になる。木は庭園木、盆栽に広く用いられる。

■特記事項 奄美群島には野生は見られないとされる。

(出典) 琉球植物誌(初島住彦)
琉球列島有用樹木誌(天野鉄夫)

 

 

 

 

 

 

 

 


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