プルメリアという花をご存じでしょうか?ハワイを代表する白色にほんのり黄色が乗った綺麗な花です。結婚式のブーケなどでも人気のある花ですが、本場ハワイでの名前は「Pua melia~プアメリア~」と表記するのだそうです。
さて、このプアメリアの店主、大城さんですが、読谷村で県産木材を使ったウクレレの製作をしています。実はかねてよりこのページでご紹介したいと思っていた作家さんであります。県産木材を使ってウクレレを作ったのはおそらく大城さんが初めてになるんじゃないでしょうか。長年木工に携わってきたベテランの作家さんも、その「曲げ」の技術に感嘆したといいます。
そんな大城さんですが、本格的に店舗を構えて売り出したのは、2014年1月。下積みはあったものの、まだまだ走り始めたばかり。にもかかわらず、製品の注文がすでに1年待ちというから驚きです。作品の魅力もさることながら、その希少性と大城さんの作品にかける情熱がファンを惹き付けているのかもしれません。
今回も取材に伺った際、ウクレレを作ろうと決心するまでの過程や細部にこだわった作品のポイントなど、記事にすると3回分くらいあるんじゃないかというくらい沢山聞かせていただきましたが、それはまた次の機会に追々ご紹介するとして…商品の写真を少しご披露いたします。
きっかけはご自身がウクレレをならっていて、購入を考えた際に「手作りできる」と聞いたのが始まりだったとか。もちろん最初は材の選別で苦労したり、かたちこそウクレレになったものの音がでなかったりと散々だったようです。しかし作れる人間がいる以上、自分が作れないわけがないと、試行錯誤を重ねた結果、「県産木材を使った楽器」という前人未踏の先駆者となったわけです。
現在ご自身の作った作品には「shuli~シュリ~」ブランドと銘打って販売しています。(お店ではハワイから取り寄せたウクレレの販売もしております)「首里出身なので shuri にしようと思い立ったそうですが、Rだとストレートすぎて厳つい機関からお叱りを受けそうなのでR→Lでshuli にしたのだそうで…後日、本場ハワイではRの発音をつかわずLを多用するという話を聞き胸をなでおろしたとか。(Rを使うとKY扱いされるのでしょうか…((((;゜Д゜)))))))
将来の夢はハワイに移住していったウチナーンチュの子孫が、沖縄のお土産として「沖縄のウクレレ」を持ち帰るような、本場に認められるような作品にしたいと語っていました。
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Puamelia店舗 は読谷村ですが、半島芸術祭in南城の期間中は
沖縄長生薬草本社/佐敷字仲伊保116-1
で作品を展示しています。詳しくは半島芸術祭in南城の公式ブログなどをご参考ください。
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事業者名 | |||
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品目 | |||
素材 | |||
径(cm) | 幅(cm) | ||
厚み(cm) | 長さ(cm) | ||
乾燥(含水率) | 量(m3/枚/本) |